開先加工機
ダブルタイプのH形鋼開先加工機。
シングルタイプを2台連結させ、両端加工やブラケットの連続加工に威力を発揮します。
KHWシリーズは、KHシリーズの機械後部に逆勝手の機械を連結した機種です。材料をトンボさせることなく前後どちらの開先加工も連続運転で行うことができます。前端、後端の開先がそれぞれ独立して同時に加工できる高能率機です。
高速化・低騒音化にこだわり開発され、高い生産性とともに使い勝手にも優れたマシン。
いずれもフランジの追込み32mm。スカラップ加工ありの値です。
切削音は90dB以下と、従来機にない低騒音です。
追込み・スカラップ・開先の各カッターとも3条刃を採用。こまかいピッチにより切削抵抗を軽減するとともに、サーメットチップと超硬チップの使い分けによる最適加工のもとに、高品質な開先面を創成します。
各カッター軸はいずれも軸受部が出入りするクイル式です。カッターの出し入れによる軸のたわみ・振動がなく、スムーズな切削が行われ、高品質な加工とチップの長寿命をもたらします。追込み・開先加工には高速回転向きで安価なサーメットチップを、スカラップ加工には靱性のある超硬チップを採用しています。
■追込みカッター
■スカラップカッター
■開先カッター
機体はフルカバーです。切り粉が周囲に飛び散る心配がなく、つねに安全。コーナーに曲線を用いた優しいフォルムで、機械本体もコンパクトにまとまっています。
頑丈な構造の貫通型
頑丈な構造と3条刃カッターにより従来機の1.5倍の高能率切削と低騒音が実現。貫通型で、ラインへの組み込みにも適しています。
重厚な構造がもたらす高性能
高剛性の全体フレームに、高速・重切削を支える厚肉鋳鉄製の頑丈な昇降案内機構を載置することにより、カッターの性能を最大限に発揮させて加工時間の大幅短縮と低騒音化を実現しました。
ノンスカラップ加工への切替えも自動
スカラップ・ノンスカラップの切替えは、プログラムに従ってカッターが自動で出入りします。カッターや軸の脱着は不要です。
パソコンタッチの操作盤
操作盤はWindows。見やすい10.4インチのタッチパネル式です。登録済みの材料データと開先パターンを選択するだけで加工プログラムが完成。USBやLANによるオンラインにも対応します。
外・内開先は刃物交換のみ
開先軸の自動位置決め機能により、カッターの取替えだけで外開先・内開先の加工変更ができます。梁材の両端外・内開先も簡単です。 ※内開先加工はオプションカッターが必要です。
加工後の戻し・貫通が自在
先端加工後の製品は、搬入側に戻したり、機械内を通過させたりが簡単に選択できます。設置場所を選ばず、割込み作業にも便利です。
クラッチ付モーター駆動により送材。すべてのローラーがチェーンで連動し、短い材料も確実に搬送します。
機械の搬入側に設置することで、材料をあらかじめ開先機の基準面へ押し当て、スムーズに搬入できるようにします。
機械の下から切り粉を排出します。設置には、深さ200mmの ピットが必要です。